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レッドベルディエスなど、紫苑S厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2019年09月05日(木) 19時15分
 3着馬まで秋華賞(10/13・GI)の優先出走権が与えられる紫苑S(GIII・中山芝2000m)に美浦から出走する注目馬について、関係者のコメント。

レッドベルディエス(牝3・美浦・鹿戸雄一)について、鹿戸調教師
「前走(織姫賞・1勝クラス・1着)は前残りの競馬の中で、この馬だけが後ろから良い脚で伸びてきました。きつい展開の中で結果を出してくれて、このクラスでは力が上位でしたね。中間はザ石で1日だけ休みましたが、今は問題ありませんし、今週の追い切りは楽に時計が出ています。掛かる馬ではないですし、2000mも大丈夫でしょう。能力がありますので、3年前にこのレースを勝ったビッシュと同じくらい走ってくれればと思っています」

パッシングスルー(牝3・美浦・黒岩陽一)について、黒岩調教師
「7月の前走(3歳以上1勝クラス・1着)、良い状態で使えたのは良かったですし、その後の回復も早くて至って順調で良い臨戦過程です。成長して体もしっかりしてきたので坂路を2本上がって、2本目を追い切りにして、強い負荷をかけることができています。フローラS(4着)で2000mに対応できたので、距離も問題ないと思います」

フィリアプーラ(牝3・美浦・菊沢隆徳)について、菊沢調教師
「日曜日にポリトラックである程度やっていますし、今週の追い切りの動きも良くて、休み明けとしては仕上がりは十分でしょう。まだゆるさがあってこれからの馬ですが、春よりひと回り大きくなりました。放牧でリフレッシュしましたし、心肺機能も良いです。中山へのコース替わりもよさそうです。前2走はGI(桜花賞・15着、オークス・10着)で相手も強かったので、GIIIでどこまでやれるか仕切り直しの一戦ですね」

エアジーン(牝3・美浦・堀宣行)について、森調教助手
フローラS(GII・10着)後は北海道に放牧に出して、帰厩後も順調です。休み明けなので、100パーセントとは言えませんが、力を出せる仕上がりだと思います。前走は体重も減っていましたし、連戦の疲れもあったのだと思いますが、休養で疲れを取って良い状態で臨めそうですし、中山コースは実績もあって力を出せる舞台だと思います」

アップライトスピン(牝3・美浦・池上昌和)について、池上調教師
「前走(1勝クラス・1着)後は放牧に出て、牧場でも乗り込んできました。こちらに戻ってきてからも順調です。今週は終い重点に追い切りましたが、体が減らなくなったことで2週続けてしっかりやれました。前走は終い良い脚を使って、勝ち切ってくれました。今回中山コースは初めてになりますが、センスが良いので問題ないでしょう。重賞でどれだけやれるか楽しみです」

メイクハッピー(牝3・美浦・新開幸一)について、新開調教師
「前走(檜山特別・2勝クラス・1着)は厳しい流れでも上手な競馬ができましたし、内容も良かったです。ブリーダーズGCは使えませんでしたが、函館競馬場でも乗っていましたので、仕上がりは問題ありません。血統的にも兄がアメリカのGIを勝っていますし、この馬も能力は高いです。デビュー以来ずっとダートを使ってきましたが、走りも素軽いので芝でも楽しみにしています」

(取材・文:佐々木祥恵)

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