「
セントウルS・G2」(8日、阪神)
春の短距離王者
ミスターメロディが5日、栗東芝で最終リハ。福永を背にパワフルな走りを披露した。大目標は次の
スプリンターズS(29日・中山)だが、仕上がりは上々で初戦から動ける態勢。春秋ス
プリント王者に向け、まずは前哨戦で存在感を示す。
始動戦へ向けて順調ぶりをアピールした。
ミスターメロディは福永を背に栗東芝を単走。軽快にラップを刻みながら、パワフルで活気みなぎる走りを披露。馬なりで5F63秒8-34秒9-11秒7をマークした。
2週連続で騎乗した鞍上は「いい動きだった。本番まで中2週で、休み明けを考えればいい感じ。馬もたくましくなったと思う」とさらなる進化を遂げたパートナーに目を見張れば、藤原英師も「順調に来ている。どっしりとして精神的に落ち着き、集中するようになった」と納得の様子だった。
「コーナーワークがぎこちないというわけではないが、手前の関係上、左回りの方がベター」と福永が話すように、右回りは(0・2・0・1)と未勝利。最大目標の
スプリンターズSを前に、結果を出しておきたいところだ。
「もともとパワーはあって瞬発力にたけている。楽に好位を取ることができれば言うことはないと思う。G1を勝って(斤量58キロは)慣れていくしかないが、開幕週の馬場はいい。本番に向けていい走りをしてくれれば」と期待十分。課題をクリアして、大一番へ堂々と向かうつもりだ。
提供:デイリースポーツ