「
セントライト記念・G2」(16日、中山)
ダービー5着で再浮上のきっかけをつかんだ
ニシノデイジーが、悲願のG1獲りへ、ここから始動する。
札幌2歳S、東スポ杯2歳Sと重賞2勝を挙げた2歳時から一転、今年は苦戦が続いた。1番人気に支持された
弥生賞では重馬場に苦しみ4着。続く
皐月賞もチグハグなレース運びで、まさかの17着に大敗。信じられない結果に、陣営も首をひねるしかなかった。
不安を抱えたまま迎えたダービー。18頭立て13番人気と評価は急落した。それでも、初めて着用したメンコの効果で持ち前のしぶとさが復活。断然の1番人気
サートゥルナーリアとタイム差なしの5着に食い込み、改めて能力の高さを示した。
夏場は休養に充てて、8月中旬から時計を出し始めた。美浦Pでの1週前追い切りは、単走で5F63秒8-11秒7と鋭い動きを披露した。高木師は「いい感じで動いています。レースは折り合いに専念して、しまいを伸ばす形で。それなりに格好はつけないといけないね」と前哨戦を見据えた。
祖
母ニシノミライの父は、98年
菊花賞を3馬身半差で逃げ切った
セイウンスカイ。希代の快速馬の血脈を受け継ぐ
ハービンジャー産駒が、3つ目のタイトルを手にして堂々と西下する。
提供:デイリースポーツ