15日に阪神競馬場で行われる
ローズS(3歳・牝・GII・芝1800m)の舞台となる阪神芝1800m。このコースについて解説していく。
阪神芝コースは内回りと外回りがあるが、阪神芝1800mは外回りを使用する。
阪神芝外回りコースは一周距離2089m、ゴール前直線474m。一周距離は新潟に次ぐ大きさで、高低差は2.9mとなっている。
向正面入り口からのスタートで、初角となる3コーナーまでは644mと長い。4コーナー半ばの残り600m地点まではほぼ平坦で、そこから一旦下り、残り200m地点から高低差1.9mの急坂を上る。コーナー2回のいわゆる「ワンターン」のコース。
最初のコーナーまでが長いため、比較的ペースが速くなりやすく、長い直線と急坂もあいまって、逃げ・先行馬にとっては楽ではないコースレイアウトだといえる。
4回阪神は前半5日間はAコース、後半4日間はBコースを使用する。したがって、
ローズSはAコース2日目ということになる。阪神の芝コースはオーバーシードで施行されるが、この4回開催だけは野芝100%で行われる。先週は瀬戸内海特別(芝1400m・2勝クラス)で1.19.3のレコードが記録された通り、かなり時計の速い馬場で行われた。この1週で極端に馬場損傷が進むことは考えにくく、引き続き、速い時計の決着になると考えて良いだろう。