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神戸新聞杯・G2」(22日、阪神)
桁違いのパフォーマンスだ。
皐月賞馬
サートゥルナーリアは11日、ルメールを背に栗東CWで単走。道中は大きく前方を走る僚馬2頭を目標に運び、折り合いも全く問題はない。直線で軽く手綱を緩めると、1頭だけ早送りに見えるほどの鋭い伸びを披露。馬なりのまま、6F82秒8-36秒1-11秒3を計時した。
手綱や背中から感じた抜群の感触に、鞍上の表情も自然とほころぶ。「すごくいいですね。心身ともに充実しています。すごく冷静に追い切れました。体もパワーアップしましたね」と成長を実感する。見届けた辻野助手も「動きに関しては文句のつけようがないですね。精神的にも大人になってきています。ほかの馬とは動きが違いますね」と、手放しで褒めたたえた。
皐月賞V以来、2戦ぶりの手綱となる名手は「ダービー(4着)は騎乗停止で乗れなくて、自分自身に怒りました」と唇をかむ。「能力はあるし、勝つ自信もあります」とキッパリ。実戦までにさらなる上昇カーブを描き、人馬ともにリベンジを果たす。
提供:デイリースポーツ