若葉S2着の後、休養を挟んで、秋に備えた
ワールドプレミア(栗東・
友道康夫厩舎)。ノーザンF天栄から8月17日に栗東へ帰厩しており、
神戸新聞杯(9月22日・阪神芝2400m)に向けて、着々と追い切りを積み重ねている。
今朝12日はレースに向けた1週前追い切り。藤岡康太騎手(レースは
武豊騎手)が跨り、CWコースでの3頭併せで真ん中。前後には新馬という状況だったが、道中のラップはそれなりに速く、決して緩い流れではなかった。
最後の直線に向いたところで、前を走る
ポタジェとの差は1馬身ちょっとだったが、それをじわっと詰めて、ラスト1F地点ではちょっと前へ出る手応え。ただ、相手もしっかりと食い下がってきて、最後は同入というゴールだった。
時計は6F82.8〜5F67.2〜4F52.6〜3F38.6〜1F12.2秒。数字的なことや、新馬相手に先着できなかったことなど、派手さのない追い切りではあったが、春は併せ馬で遅れたり、時計が地味だった馬。それを思えば、当時よりも動いているし、ここまでしっかりと乗り込まれていることは評価したい。
(取材・文:井内利彰)