12日(木)、
浦和競馬場(曇 稍重)で行われたダート
グレード競走、第30回
オーバルスプリント(JpnIII ダート1400m)は、地元浦和の3番人気
ノブワイルドが逃げ切り、去年に続く連覇を達成した。
ノブワイルドは好スタートから先頭に立ち、3コーナー手前では2番手以下に3馬身ほどのリードをとった。直線では道中2〜3番手を追走していた
ワイドファラオ(
JRA)が迫ったが、逃げ脚は最後まで衰えることなく、振り切って先頭でゴールを駆け抜けた。勝ちタイム1分25秒3、勝利騎手は船橋・
左海誠二。
2番人気
ワイドファラオが2着、レース序盤は後方も向正面で追い上げた1番人気
ヤマニンアンプリメ(
JRA)が3着だった。
ノブワイルドは父
ヴァーミリアン、
母コウエイベスト(母の
父アンバーシャダイ)、牡7歳馬。浦和・
小久保智厩舎の管理馬。通算成績29戦12勝、
オーバルスプリント連覇でダート
グレード競走2勝目とした。
<レース後の関係者のコメント>
1着
ノブワイルド(
左海誠二騎手)
「いいスタートを切って、楽に先行できました。向正面に入ると、いつも自分からハミをとるので、リズムを崩さないように乗りました。全ては馬の力です」
(
小久保智調教師)
「不安が解消され前向きになり、それが結果に繋がっていると思います。追い切りの時から、動きも凄く良かったです。しっかり気を引き締めて、次の
JBCスプリントに挑みたいと思います」
2着
ワイドファラオ(
福永祐一騎手)
「スタートでトモを少し滑らせましたが、うまく立て直して、いい位置でレースが出来ました。これまで芝スタートしか経験がありませんでしたし、走りにくそうにしていた中でも最後まで差を詰めて、2着に踏ん張ってくれて、非常にセンスの良い馬だと思いました。よく頑張ってくれました」
3着
ヤマニンアンプリメ(
岩田康誠騎手)
「ここで経験を積めましたし、うまくハマれば逆転できると思います」
5着
サクセスエナジー(
松山弘平騎手)
「内枠で、隣に速い馬がいましたし、形として厳しかったです」
(取材:中野雷太)
ラジオNIKKEI