上位3着までに
菊花賞への優先出走権が付与されるレースで、過去10年では一昨年の
クリンチャー、15年
キタサンブラック、12年
スカイディグニティ、09年
フォゲッタブルがこのレースを
ステップに
菊花賞で連対を果たしている。
メンバーを見渡すと、ダービー出走組では13番人気5着
ニシノデイジーと、5番人気7着
ランフォザローゼスが上位だろうが、確固たる中心馬不在で混戦模様だ。
ならば、夏のあがり馬を狙いたい。◎
オセアグレイトは未勝利脱出まで時間を要したが初勝利から3連勝。先行力があって、折り合いに不安はなく持久力にも優れている。今回が初の重賞挑戦で試金石の1戦となりそうだが、父が
オルフェーヴルで、母の父は欧州の名マイラーで
凱旋門賞馬サキーを輩出したバーリ。馬格にも恵まれており、豊かな将来性を感じさせる1頭だ。
重賞2勝、
ホープフルS3着の◯
ニシノデイジーにとっては不完全燃焼の春だったが、
ハービンジャーの産駒は昨年の
ノームコア、一昨年の
ディアドラと9月の中山競馬で2年連続重賞勝利中。ひと夏越した成長も楽しみな1頭だ。
青葉賞に勝って、堂々とダービーに駒を進めた▲
リオンリオンだが、前半1000m57秒8、マイル通過1分34秒5はいかにも速過ぎた。しかし、この馬のスピードと粘り強さは中山競馬場2200mコースで大きな武器になりそうだ。
3連勝中の△
ザダルも
プリンシパルSで負かした相手関係からは当然有力だろうし、春シーズンはまだ子供っぽかった△
サトノラディウス、△
サトノルークスがどんな馬体で出てくるかも楽しみだ。最後に1頭
きさらぎ賞2着△
タガノディアマンテの名前も挙げておきたい。