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【神戸新聞杯】好走条件から「2強」をチェック/JRAレース展望

  • 2019年09月18日(水) 06時00分
 昨年はラジオNIKKEI賞から直行したフィエールマン菊花賞を勝利。また今年の皐月賞桜花賞も直行ローテのサートゥルナーリアグランアレグリアが勝利したように、競馬界全体の流れとしてステップレースのあり方が変わってきている感はある。しかし、神戸新聞杯は広い右回りコースで行われるスタミナ必須のレースであるから菊花賞とのつながりは強く、トライアルとしての重要性は今後も薄れていくことはないはずだ。

1.スタミナは必須

 菊花賞での活躍はいわずもがな、他でも今年の日経賞でワンツーしたメイショウテッコンエタリオウ有馬記念などで好走したレイデオロサトノダイヤモンドゴールドシップなど、ここで好走した馬は古馬になっても2400m以上の距離で活躍するケースが多い。前半スローペースに落ち着きやすいレースではあるが、スタミナは高いレベルで要求される。

2.ダービー出走組優勢

 過去10年で前走日本ダービー組が8勝。複勝率も37.8%あり、基本的にダービー組には逆らい難いレースだ。しかし、ダービーで6番人気以下かつ6着以下だった21頭に限れば、馬券に絡んだのは2頭のみ。ダービーで人気するほどの実績、もしくはダービーで好走した実績がない馬は苦戦傾向にある。

3.キャリア8戦以上の馬は割り引き

 過去10年の成績をキャリア数別で見てみると、キャリア7戦以下だった馬が[8-8-9-49]で複勝率33.8%に上るのに対し、キャリア8戦以上だった馬は[2-2-1-39]で複勝率11.4%しかない。キャリアの多い馬は割り引いて考えたい。


 ヴェロックス皐月賞2着、日本ダービー3着と異なる適性が求められるGIでいずれも好走。世代屈指の能力を持っていることは間違いない。ダービーではそれ以前の3戦に比べてやや後手に回ってしまったが、少頭数濃厚なここなら確実に先行してくるだろう。距離、コースも全く問題なく、適性面からもここはサートゥルナーリアより上に取りたい。

 サートゥルナーリアはダービーで4着も、内容自体は非常にハイレベル。4連勝時から評価が下がることはない。ただ現状はこなせても、今後は距離適性が2000m付近になる可能性が十分にあり、阪神2400mという条件は歓迎ではないと見る。

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