今年に入って香港でのGI(クイーンエリザベスII世C)を含めて3戦3勝と充実一途の
ウインブライト(牡5・美浦・
畠山吉宏)。秋緒戦の
オールカマー(GII・中山芝2200m)に向けて、18日(水)、ウッドチップコースで併せ馬で最終追い切りを行った。畠山調教師と松岡騎手の追い切り後のコメント。
■畠山調教師
「今回は牧場では乗り込んでこなかったのですが、追い切りをやり出すと競馬が近いことがわかるようで、8割5分くらいの状態まではきていると思います。先週しっかり追い切っていますし、今週は楽々走ってきた感じですね。前半はなだめながら入って、コントロールも許容範囲だったと思います。昨秋から馬は成長していますね。
前走の香港(クイーンエリザベスII世C・GI・1着)からは大きく変わりはないですが、気負いもなく良い雰囲気です。今回は外回りで距離も少し延びるあたりがどうかですが、中山は得意コースですしこなしてくれるのではないかと思います」
■松岡騎手
「前走は出遅れ気味でしたが、初めのゲート
ボーイを気にしていたところがありましたね。内からでも外からでもどんな競馬でもできるよう目指してきましたし、今ではレースでの課題はなくなったように思います。休み明けはあまり走らないというイメージがありますが、昨年の
富士S(GIII・10着)は状態が今ひとつだったというのもありますし、今回はそのイメージを払拭したいです。
追い切りは先週しっかりやっていますので、今週は併せ馬にしてレースに向かうような形にしました。あまりやり過ぎると気持ちが乗り過ぎまずし、目標のレースは先なので、段階を踏んでここは仕上げ過ぎないように気をつけました。適距離は1800〜2000mで2200mは少し長い感じはしますが、馬のレベルが上がっていますし、超越してくれると思います。
雨予報が出ていて不良馬場になるとどうかですが、稍重までならこなせるでしょう。この馬を任せてくれているオーナー、そして調教師に恩返しをしたいと思っています」
(取材・文:佐々木祥恵)