22日に中山競馬場で行われる
オールカマー(3歳上・GII・芝2200m)について枠順・馬番別に検証していく。ただし、新潟競馬場で開催された2014年は除く。
過去10回、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが9番。3回で1番、2番、3番、4番、6番と続く。
オールカマーは出走頭数が揃わず、少頭数で行われやすい傾向を踏まえても内枠の好走が目立つ印象だ。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-3-0-10 複勝率23.1% 複勝回収率50%
2枠 1-2-3-9 複勝率40.0% 複勝回収率85%
3枠 1-2-1-12 複勝率25.0% 複勝回収率60%
4枠 0-1-1-14 複勝率12.5% 複勝回収率42%
5枠 2-1-4-11 複勝率38.9% 複勝回収率77%
6枠 2-1-1-14 複勝率22.2% 複勝回収率68%
7枠 3-0-0-16 複勝率15.8% 複勝回収率20%
8枠 1-0-0-20 複勝率4.8% 複勝回収率7%
【2015年以降】
1枠 0-2-0-3 複勝率40.0% 複勝回収率68%
2枠 1-0-1-4 複勝率33.3% 複勝回収率60%
3枠 1-1-0-4 複勝率33.3% 複勝回収率70%
4枠 0-1-0-5 複勝率16.7% 複勝回収率28%
5枠 1-0-3-4 複勝率50.0% 複勝回収率115%
6枠 1-0-0-7 複勝率12.5% 複勝回収率13%
7枠 0-0-0-8 複勝率0.0% 複勝回収率0%
8枠 0-0-0-9 複勝率0.0% 複勝回収率0%
オールカマーが開催される4回中山7日目は、BコースからCコースへとコース替わりする週でもある。また、2014年に中山競馬場の路盤改修工事が行われてからは内枠有利の傾向が強まっており、18年
レイデオロ、17年
ルージュバックと近2年の勝ち馬においても直線では最内から差し脚を伸ばしていた。いまの高速決着になりがちな馬場状態を踏まえても、余程の馬場悪化でもない限りは、内枠や内を器用に立ち回れる馬にアドバンテージがありそうだ。