netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
オールカマーの「ゴールデンコンビ」はこちら。
【
菊沢隆徳厩舎×
菊沢一樹騎手(
ミッキースワロー)】
この
オールカマーには、騎乗回数は多いものの回収率が今ひとつであったり、コンビ実績が特定の馬に偏っていたりするなど、誰もが納得するような数字を残している「ゴールデンコンビ」が見つけられなかった。
そこで注目したのが
菊沢隆徳調教師と
菊沢一樹騎手のコンビ。ご存知の通り、
菊沢一樹騎手の父は
菊沢隆徳調教師で、父の厩舎に所属している。
NHKマイルCの
アエロリット、
セントライト記念の
ミッキースワローなど、
菊沢隆徳厩舎の勝負騎手が
横山典弘騎手であることはファンにもよく知られている。一方で、
菊沢一樹騎手に対しては、騎乗数も多い分、「勝負がかり」という印象は薄いかもしれない。しかし、直近5年の成績は25-18-14-239で単勝回収率121.2%、複勝回収率81.5%。296回の騎乗機会での複勝回収率80%超えは健闘といっていいのではないだろうか。直近1年で挙げた12勝のうち、1番人気に推されていたのは1回だけ。4番人気以下で6勝している。
七夕賞で復活の狼煙を挙げた
ミッキースワローだが、ここは相手が揃った印象。思いの外、マークが薄くなるようならば、「地味に好成績」のこのコンビの、再度の激走に期待したい。