この先、短距離〜マイル辺りの2歳重賞、さらには3歳戦線でも活躍が期待される逸材の揃った「第19回
イノセントカップH3」(門別1200m外回り、1着250万円。JBC協会協賛「
シャンハイボビー賞」)がこの後20時40分、門別メイン12Rで行われる。
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サンオブロジータが出走を取り消したものの、ス
プリント路線で成績を残している牡馬勢を中心に将来性豊かな逸材9頭が出走予定。12月18日(水)川崎「
全日本2歳優駿JpnI」へと駒を進めていく可能性十分の素質馬も少なくなく、これまた「絶対に見逃せない一戦!」とお伝えしておきたい。
9頭立てながら、安定した走りで成績を残している出走馬が大半で、上位人気は割れそうなメンバー構成だ。
唯一の1勝馬にして唯一の牝馬8
クモキリも、前走1000mの
JRA認定フレッシュチャレンジ競走(新馬)で稍重=1分00秒2という破格の勝ち時計をマーク。2着に1秒5もの差をつける圧勝でここに挑んできただけに、上位人気は間違いないところだろう。
とはいえ、他の8頭がすべて実績十分の牡馬であり、さらに今回1200mへの距離延長となれば、デビュー戦で快足披露の8
クモキリといえども、そうそう楽な競馬はさせてもらえないかもしれない。ただ、そうした中で、もし勝利を掴めたとなれば、10月10日(木)
エーデルワイス賞JpnIIIに挑む実績上位の牝馬たちと少なくとも互角の評価が必要となることだろう。
意地を見せたい牡馬勢は、「日本一早く行われる2歳重賞」
栄冠賞H2(優勝
バブルガムダンサー)で2着に追い込んだ9
ヘイセイメジャーや、対戦成績1勝1敗でともに走りに安定感ある2
マナホクレレ&6
イッキカセイ、デビューから6戦3勝・2着2回と実績上位の3
モリノブレイクらが上位人気に推されそうだ。いずれも甲乙つけがたい快足タイプだが、中でも6
イッキカセイは全兄が昨年の
栄冠賞H2優勝馬
イッキトウセンということで、その血統背景も大きな注目要素だろう。
他にも2戦2勝の5
リュウノゾロ、1000mでは2戦2勝の10
リアリティワード、堅実な末脚で5戦すべて馬券圏内に入っている4
タイセイサクセサー、前走オープンVで今回金沢の名手・
吉原寛人騎手55を起用の7
ノーザンヴィグラスと、紹介を省いてしまうのは躊躇われる顔ぶれとなっている。20時40分のゲートインを、楽しみにお待ちいただきたい。
(文=ひだか応援隊)