2017年の
高松宮記念(GI)優勝馬の
セイウンコウセイ(牡6・美浦・
上原博之)が、ウッドチップコースで最終追い切りを行った。追い切りを終えて、同馬を管理する上原調教師が共同記者会見に臨んだ」
(ウッドチップコース単走の最終追い切りについて)
「レースの当該週ある程度ビシッと調教をした方が良い結果が出ていますので、ある程度ビシッとやるという指示で予定通り追い切りました」
(動き、評価は?)
「動きは去年に比べて良いのではないかと評価はしています」
(手応えは掴んだ?)
「GIですし、中山ではなかなか良い結果が出ていないので何とも言えないですけど、良い状態で出走できると思います」
(今年は
高松宮記念2着と復調、その後は過去2年とは違って6月下旬の
CBC賞・3着から
キーンランドC・6着という過程、この過程については?)
「去年、一昨年と夏休みでリフレッシュした後、GI(
スプリンターズS・18年12着・17年11着)にはぶっつけで臨みましたが、あまり結果が出なかったので、今年は夏休みでリフレッシュの後に1回札幌を使ってここに臨むという計画で来ました」
(その効果は?)
「そうですね、状態や馬体の感じが去年に比べて良いと思いますね」
(
高松宮記念とは違って、過去2年中山コースでのGIは結果が出ていないが?)
「中山のレースの経験が少ないというのと、これは自分の分析ですけど、4コーナーを過ぎた後に急坂がありますので馬がそれにとまどって能力を発揮できなかったのかなとは思っています」
(状態については衰えはない?)
「そうですね。馬は大人になっていて、中山も何度か経験してきましたし、厩舎としても対策は取ってきました。去年よりも良い感じですし、良い結果を出せるのではないかと思っています」
(過去2年とは違う結果を出せる?)
「厩舎としてはそれを願って調整しています」
(好位からもレースをしているが、ハナを切るのが1番良い?)
「これまでは揉まれるのが苦手な馬だったので先行してもらいましたが、前走を見てもだいぶ大人になって馬込みに入ってもそれほど気にせず、能力を出せるような感じなので、枠順を見てジョッキーと相談しながら決めようと思っています」
(理想の枠順は?)
「できれば真ん中より内で、サッと先行できるような枠なら良いなと思っています」
(3度目の
スプリンターズS、ファンに向けてメッセージを)
「なかなか秋のス
プリントは良い結果が出ていませんが、GI馬ですし6歳ですけどまだまだ元気なので、ここでまた良いところをファンの方にも見てもらいたいなと思っています」
(取材・文:佐々木祥恵)