「
スプリンターズS・G1」(29日、中山)
史上6頭目の春秋ス
プリントG1制覇がかかる
ミスターメロディが好気配を漂わせた。
軽快な脚さばきでひと叩きの効果を示した。
ミスターメロディは25日、栗東芝で単走追い。福永を背に、馬なりで5F62秒8-34秒4-11秒9をマークした。レース開催日の土曜早朝に調教に騎乗するなど、念入りにコンタクトを取ってきた主戦は「休み明けの前回よりもいい動きだったと思う」と手応え。ただ一方で、藤原英師は「落ち着いて大人になっているのが、どうレースにつながるのか」と半信半疑の様子だった。
盤石とは言えない。
高松宮記念を制したが、秋初戦がまさかの8着。春秋ス
プリントG1制覇に黄色信号がともった。福永は「調教で春とは走り方が違うので、どうかと思っていた。直線の伸びが思うほどなかった」と振り返る。理由は何なのか-。「左回りに良績が集中しているので。手前が影響している」と勝利経験のない右回りを敗因に挙げた。
舞台は右回りの中山。「うまく脚をためられるように。ひと工夫しないといけないと思う。上積みを感じるので全力を尽くしたい」と鞍上。指揮官も「春の王者。それに恥じないように」と力を込める。G1馬が右回り克服に挑む。
提供:デイリースポーツ