能力的な比較なら、高値安定の
ダノンスマッシュと、最大瞬間風速の
タワーオブロンドンといった感じでしょうか。とくに
タワーオブロンドンの前走“差しての圧勝”は、ス
プリント重賞としてはかなり珍しいものでした。
しかもその
セントウルSでは、17年ぶりに阪神芝1200mのレコードを更新。ちょうど17年前、このレースでレコードを記録した
ビリーヴは、直後に
スプリンターズSを1番人気で快勝しています。
ならば
タワーオブロンドンにも同様の期待がかかるというものですが、8月の
キーンランドCで同馬を軽くあしらったのが、ほかでもない
ダノンスマッシュという構図。このレースでは、
タワーオブロンドンが斤量を1kg余計に背負っていたというのも、ひとつの考えどころかもしれません。
しかしラップ的な適性を考えると、どちらも盤石とはいいがたく、
スプリンターズSの勝ち馬像としては少しズレがあると考えています。どちらも過去に経験したことがないぐらいの厳しい流れを、意にも介さないほどの積極性で追走しないと勝ちは見えてこない計算。
セオリー無視の強さを期待するのもひとつの手ですが、適性考察派としては人気2頭を軽視しての妙味に賭けたいレースです。
(文=岡村信将)
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