安田記念(GI)で2着となった
アエロリット(牝5・美浦・
菊沢隆徳)が、秋は
毎日王冠から始動する。26日(木)には
津村明秀騎手が騎乗してウッドチップコースで
ダイワキャグニー(牡5・OP)と併せて追い切りを消化。パワフルな走りを披露した。
初めて手綱を取った津村騎手は「機敏に動くタイプではないので気合いをつけました。緩めたら持って行かれそうなくらい、パワーがみなぎっていましたね。さすがGI馬だと思いました。今週はしっかりやれましたので、来週やってちょうど良くなるでしょう」と好感触を掴んだようだ。
菊沢調教師も「今週はしっかりとやっていますので、中間ケアをしてはいきますが、以前よりも馬がしっかりとしてきていますし、無駄なことをしなくなって良い意味でのズブさも出てきています。
津村騎手が今回初めて乗るので、右回りのウッドチップコースでは渋い面がある、とびが大きい走りをするので想像以上に時計が出る、すごくパワーがあるということを追い切り前に伝えました。追い切りが終わって話を聞くと、津村騎手もその通りの感触を掴んだようです」と1週前追い切りには満足している様子だ。
「右回りと左回りとでは走りのパフォーマンスが違うので、左回りにこだわって使っていきます」とのことで、
毎日王冠の後は
天皇賞・秋(GI)に向かう予定だ。
(取材・文:佐々木祥恵)