「
毎日王冠・G2」(6日、東京)
先週の
スプリンターズSで
タワーオブロンドンがG1初制覇。幸先のいいスタートを切った藤沢和厩舎にとって、今週からはドル箱と言える秋の東京開催が始まる。秋盾前哨戦に送り出すのは、未完の大器
ランフォザローゼスだ。
昨年10月に新馬戦を快勝してからは未勝利続きだが、
京成杯、
青葉賞で2着。さらにダービーでも0秒6差の7着と接戦を演じてきた。休養を挟んで挑んだ
札幌記念は14着、
セントライト記念は15着と大敗したものの、津曲助手は「
札幌記念は仕上がりがもう少し。前走はずっとハミをかんでいる感じで力んでいるようでしたから」と敗因を分析。「その点を踏まえて距離を短くしてみたいということで、ここへの挑戦が決まりました」と経緯を説明する。
これまで幾度となく常識を打ち破ってきた指揮官。
タワーオブロンドンを、サ
マースプリント王者から史上初の
スプリンターズS制覇へ導いたのもその一例だ。「開幕週の軽い馬場は向きそうだし、東京コースでは実績もあるから。古馬相手の一戦で辛いだろうけど、変わり身を見せてほしい」と同助手。
父キングカメハメハ、祖
母エアグルーヴという日本を代表する良血が、府中の舞台で大変身を遂げるか。
提供:デイリースポーツ