10月6日に京都競馬場で行われる
京都大賞典(3歳上・GII・芝2400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ディープインパクトと
ジャングルポケット。4回で
キングカメハメハが続き、3回が
ハーツクライとなっている。なお、
ジャングルポケット産駒は3着以内に好走した5回のうち4回が
オウケンブルースリによるもの。
京都大賞典は同コースで施行される
日経新春杯などとも相関性があり、リピーター然り、コース巧者にも気を配りたい。
ディープインパクト産駒は「3-0-2-12」。18年
サトノダイヤモンド、17年
スマートレイアー、14年
ラストインパクトと3頭の勝ち馬を輩出している。今年は上位人気と目される
グローリーヴェイズと
シルヴァンシャーがスタンバイ。いずれも京都芝2400mで勝ち鞍があり、前者は今年の
日経新春杯の勝ち馬だ。
キングカメハメハ産駒は「3-0-1-8」。
ディープインパクトと並んで3頭が勝ち馬となっており、13年には単勝166.2倍の
ヒットザターゲットが大金星を挙げるなど、意外性も秘めている。
エアウィンザーは重賞実績豊富な
エアスピネルの全弟で、
母エアメサイアも05年
秋華賞などを制している血統馬。
ステイゴールド産駒は「0-0-0-5」。13年には単勝1.2倍の
ゴールドシップが5着に敗れ、
ステイゴールド自身も01年
京都大賞典で1位入線後失格になるなど、何かと因縁めいたレースとなっている。
エタリオウは勝ち身に遅いキャラが父を彷彿とさせるが、その父も重賞初制覇はキャリア38戦目の6歳時(00年
目黒記念)であったことを思えば見限り早計だろう。
ジャングルポケット産駒は「1-2-2-4」。冒頭で触れた
オウケンブルースリのほか、09年に
トーセンキャプテンが3着に好走。
ノーブルマーズは京都芝2400m「1-1-1-1」とコース巧者で、馬券外の一戦も勝ち馬から+0.2s差4着(19年
日経新春杯)と底を見せていない魅力がある。