「
凱旋門賞・仏G1」(6日、パリロンシャン)
スミヨンの手は全く動かなかったが、フットワーク自体は力強い。
キセキが1日、
シャンティイ調教場レゼルヴォワ直線コース(芝)で、仕上がりの良さをアピールした。
「乗っていて心地良かった。フォワ賞の前より良くなっている」と鞍上は好感触を得た様子。当初は担当の清山助手が乗る予定だったが、会見もあるのならとスミヨン自ら騎乗を志願し、状態を確かめた。
4頭立て3着に終わったフォワ賞は、発馬が良過ぎてハナに立った時点で万事休す。「ヨーロッパの競馬はスタコラと前へ行くと目標にされるので、そういう形は避けたい」。角居師は今回、好位でのレースを思い描く。
スミヨンと言えば12年の
オルフェーヴルが思い出される。直線抜け出して勝ったかと思いきや斜行し、ソレミアにゴール前で差されてしまった。「エネイブルに勝つのは難しいが、
オルフェーヴルの時も、ソレミアが勝つと思っていなかったのにああいうことがあった。日曜日はそうなることを期待している」と、今度は逆転する立場を狙っている。
提供:デイリースポーツ