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重賞初Vの快挙達成から一夜明け、菜七子が喜び語る

デイリースポーツ
  • 2019年10月03日(木) 19時10分
 2日に東京の大井競馬場で行われた東京盃を断然の1番人気に支持されたコパノキッキング(せん4歳、栗東・村山明厩舎)とのコンビで快勝し、JRA女性騎手として史上初の交流重賞制覇を達成した藤田菜七子騎手(22)=美浦・根本康広厩舎=が、快挙から一夜明けた3日、茨城県の美浦トレーニングセンターで改めて重賞初Vの喜びを語った。

 歴史的快挙達成の余韻もまださめていないなか、菜七子はいつもと変わらず、午前6時から開始された美浦トレセンでの調教に参加。エーデルワイス賞・Jpn3(10日・門別、ダート1200メートル)でコンビを組むデビルスダンサー(牝2歳、美浦・奥村武厩舎)の追い切りに騎乗するなど、前夜の疲れを感じさせなかった。関係者から祝福の言葉を贈られ「たくさんの方々に『おめでとう』と言ってもらいましたし、多くの連絡をいただきました。改めて、ずっと乗せていただいたオーナー、調教師の先生、厩務員さん、そして何よりコパノキッキングに感謝したいです」と喜びをかみしめた。

 菜七子に内緒で大井競馬場へ応援に駆けつけ、レース後には祝福の握手をかわした師匠の根本師も満面の笑みだ。「私も騎手時代に経験したけど、重賞を1番人気で勝つのは大変なこと。実力的には上だと分かっていても、プレッシャーも不安もすごい。今回は結果が出たことで、この経験が自信につながるはず。もっと勉強して、前に進んでほしい」と、さらなる飛躍に期待を寄せた。

 コパノキッキングの次走はJBCスプリント・Jpn1(11月4日・浦和、ダート1400メートル)が有力。「まだレースが終わったばかりで、正直なところ次のことを考えるのは難しいです。コースを1周回るので未知の部分はありますが、きのうもいい勝ち方をしてくれたし、チャンスをいただけたら勝つつもりで行きたいです」と、ダートの祭典でのG1タイトル奪取に意欲を示した。

提供:デイリースポーツ

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