netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
サウジアラビアRCの「ゴールデンコンビ」はこちら。
【
中内田充正厩舎×
藤岡佑介騎手(
クラヴァシュドール)】
凱旋門賞ウィークということもあり、有力馬が乗り替わり。数字的にも「ゴールデンコンビ!」と言えるまでの決め手に欠け、なかなかの混戦模様だ。その中で注目したいのが、
中内田充正厩舎と
藤岡佑介騎手のコンビ。「with 佑」に中内田調教師がゲストとして登場したことからも分かる通り、強い信頼関係があるこのコンビ。それは数字にも現れている。
このコンビの直近5年成績は29-13-15-92で複勝率38.3%。複勝回収率こそ75.4%にとどまっているが、単勝回収率は100.0%。勝利数の29は川田騎手の68勝に次ぐ2番目で、次位の福永騎手(11勝)とは18勝の差がついている。準主戦といっていい存在だ。直近1年では13-5-4-20で複勝率52.4%。複勝回収率は99.8%まで上がっており、成績アップとともに馬券妙味も向上している。
クラヴァシュドールは新馬戦に続いての騎乗。有力馬が乗り替わりである点を考慮すると、継続騎乗という段階でアドバンテージがあるだろう。その新馬戦では、上がり33.1秒という極上の切れ味を発揮した。上がり勝負が見込まれるレース傾向的にも、注目したい存在だ。