10月14日(月・祝)に東京競馬場で行われる
府中牝馬S(GII・芝1800m)に出走する
プリモシーン(牝4・美浦・
木村哲也)が2日(水)に、ウッドチップコースで1週前追い切りを行った。木村調教師のコメント。
「前走の
中京記念(GIII・3着)の後は、福島のノーザンファーム天栄で体調を整えました。体が少し重かったので、レースの約5週前と早めに帰厩しています。今回はしっかり疲れを取っていますし、上昇に向いた段階で放牧先から戻ってきました。その後も少しずつ良い方向に変化しています。
2走前の
ヴィクトリアマイル(GI・2着)はかなり体調は良かったのですが、5月のレースを使って7月の
中京記念に臨んだのもあって、まだ疲れが取れていなかったですね。体の
バランスも悪かったですし、最終追い切りもうまくいかたかったというのもありました。
今回は1800mに延びますが、距離は全く問題ないと思っています。左手前の走りに弱い面があって、右手前に替えるとドーンと伸びるので、左回りも合うと思います。ウッドチップコースのスタンド前(改修工事でウッドチップコースが1番大外になり、スタンドから近くなった)を通るのは勇気がいるのですが、良い意味で馬が強くなっていてスタンド前を通っても問題ないですし、精神的にも成長しています。
今回は牝馬同士の一戦ですし、結果を出してこの先につながる競馬をしたいですね」
(取材・文:佐々木祥恵)