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【凱旋門賞の見どころ】エネイブルの3連覇か、日本競馬界の悲願か、それとも…

  • 2019年10月06日(日) 19時41分
 10月6日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(G1・芝2400m)。世界最高峰の一戦に、今年は日本から3頭が参戦する。

 なんといっても今年最大の注目を集めているのはエネイブル(牝5、英・J.ゴスデン厩舎、58kg)。3〜4歳時に凱旋門賞を連覇し、今年は前人未到の3連覇が懸かっている。復帰が遅れた昨年よりも順調にステップを踏み、今年初戦のエクリプスSからキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、ヨークシャーオークスとG1を勝利し、デビュー3戦目からの連勝はG1・10個を含む「12」とまでなった。鞍上のL.デットーリ騎手も自身の最多勝記録を更新する凱旋門賞7度目のVを狙う。

 日本からはまず、昨年の有馬記念ホース・ブラストワンピース(牡4、美浦・大竹正博厩舎、59.5kg)。年明けから不本意な結果が続いていたが、ここへのステップとした札幌記念で復活Vを果たし、大一番への弾みをつけた。欧州の歴史的名馬であるハービンジャーの産駒が、世界制覇を狙う。鞍上は川田将雅騎手

 フィエールマン(牡4、美浦・手塚貴久厩舎、59.5kg)は昨年の菊花賞、今年の天皇賞・春の優勝馬で、休み明けだった札幌記念3着からここに臨む。キャリア7戦で3着内を外しておらず、唯一の3着となった前走も洋芝で上がり最速をマーク。母リュヌドールの生まれ故郷で偉業達成なるか。鞍上はC.ルメール騎手。

 キセキ(牡5、栗東・角居勝彦厩舎、59.5kg)は一昨年の菊花賞優勝馬。ペースを作り世界レコードを演出した昨年のジャパンCをはじめ、GIでの2着も3度ある。日本勢でただ1頭、現地のフォワ賞をステップに選び、4頭立ての3着だった。コースの経験も積み、改めてC.スミヨン騎手とのコンビで頂点を目指す。

 ジャパン(牡3、愛・A.オブライエン厩舎、56.5kg)は同舞台のG1・パリ大賞を勝ち、前走の英インターナショナルSでは古馬牡馬トップクラスのクリスタルオーシャンを打ち破った。名手ライアン・ムーア騎手を背に、名門厩舎の3歳馬が世代交代を目論む。

 武豊騎手が騎乗することになったのはソフトライト(牡3、仏・JC.ルジェ厩舎、56.5kg)。重賞勝ちはないが、3走前のオカール賞、前走のドーヴィル大賞と仏G2で2度の2着がある。そして僚馬ソットサス(牡3、仏・JC.ルジェ厩舎、56.5kg)は今年の仏ダービー馬で、C.デムーロ騎手が騎乗する。

 発走時刻は日本時間6日の23時05分。

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