毎日王冠と同じで秋のGI競走を占う意味で重要なレースだ。とはいえ、過去10年間でこのレースを
ステップに
天皇賞・秋に優勝したのは2015年の
ラブリーデイのみ。ただし、2016年には本レースの1、4着が
ジャパンカップでワン・ツーフィニッシュを決めている。
本命に推したい◎
グローリーヴェイズは、デビュー時430キロ台と牡馬としては小柄な印象を受けたが、しっかりと間隔を空けながら心身の成長を促してきた。1月の
日経新春杯優勝時が454キロで、
天皇賞・春2着時は456キロとその効果が出ている印象だ。京都競馬場の中・長距離レースは瞬発力型の馬が有利にレースを運べる傾向が強く、この馬にとって相性の良いコースでもある。
その
天皇賞・春で勝った
フィエールマンと差のない2番人気だったのが○
エタリオウ。戦績が示すとおりに勝ち味に遅い馬だが、京都競馬場は、唯一、勝利を記録している競馬場で、
菊花賞2着の実績もある。
宝塚記念は良いところを見せられなかったものの、一息いれて立て直されれば、GI競走含む重賞2着4回の実績は無視できない。
3番手には、牝馬▲
ウラヌスチャームを抜擢したい。2000m以上の距離では6戦して2勝2着2回。
中山牝馬ステークス、札幌の
クイーンSは小回り戦で追い込みきれなかったものの、内容のある競馬をしてくれた。直線の長い京都コースで、牡馬を相手にどんな競馬をしてくれるかも楽しみだ。まだ伸びしろを感じさせる馬だ。
休み明けで初距離とはいえ△
エアウィンザーは、
オークス2着
エアメサイア産駒。距離はこなしてくれるはず。長距離の条件戦を勝ちあがってきた△
パリンジェネシス、
京都記念などに勝っている△
ダンビュライト、3連勝中の△
シルヴァンシャーまで押さえたい。