当初は
オールカマーから復帰予定だった
エアウィンザーでしたが、時間をかけたほうがいいという判断で
京都大賞典から始動となりました。
「夏場に帰ってきましたが、思いのほか放牧で緩んでしまったので無理せずに乗り込みながら目標をこちらに切り替えました」と辻野助手。
坂路を中心に8月下旬から時計を出し、じっくりと乗り込まれてきました。先々週より先週、先週より今週といったかんじで状態はアップしていますよ。
「追い切るごとにこの馬らしい動きになっています。ただ、もともと叩きながら良くなってくる馬なので休み明け感は否めないかな、というのはありますね。それでも息遣いはだいぶ出来てきているし、ひと追いごとに良くなっています」
これまでは芝の1800mから2000mを中心に走ってきた
エアウィンザーですが、今回は距離2400mの競馬となります。そのあたりは新たな課題ですね。
「この距離を使うのは初めてですが、もともとレースでは無駄な力を使わないタイプの馬ですから。ここをこなしてくれれば今後の選択肢も広がります。目途をたててくれたら、と思います」
(取材・文:花岡貴子)