9日、
浦和競馬場で行われた第29回
埼玉新聞栄冠賞(3歳上・重賞・ダ1900m・1着賞金1200万円)は、ハナを切った
本田正重騎手騎乗の2番人気
ディアデルレイ(牡8、船橋・
川島正一厩舎)が、2周目の向こう正面で2番手まで押し上げてきた1番人気
センチュリオン(牡7、浦和・
小久保智厩舎)を振り切ってそのまま逃げ切り、最後は7馬身差突き放して優勝した。勝ちタイムは1分59秒2(良)。
【
本田正重騎手のコメント】
「馬の体調は良さそうでした。ハナに行こうとは思っていました。向正面で少し絡まれたとき手応えがすごく良かったので、そこで大体勝てるかなと思いました。直線ではビジョンを確認したら、思ったより後ろが離れていたので。初コースで小回りというのはあまり気にしていませんでした。
今日みたいなレースができれば、力があることが確認できましたので良かったです。ペースを上げて、後ろにも足を使わせるくらいが良いようです」
【
川島正一調教師のコメント】
「ちょっと不甲斐ない競馬が続いていましたので、でも自分の形になれば。今日はどうしてもゴリ押しで行けと言いましたから。ハマりました。展開がハマれば、これくらいの力はあります。今日は雰囲気はすごく良かったです。最終追い切りの後も、状態は凄く良いとスタッフも言っていました。それが競馬につながればと思っていました。
向正面でも凄く良い手応えだったので。本当にイメージ通りの勝ち方だったと思います。3〜4コーナーの手応えがもう抜群だったので、直線は突き放せるのかなあと思って見てましたが、7馬身差ですか。強かったですね。次走は(
浦和記念の)権利を取ったので、オーナーと相談してから決めていきます」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)