「
秋華賞・G1」(13日、京都)
M・デムーロ騎手(40)=栗東・フリー=は3歳G1完全制覇が懸かる一戦。3戦無敗の
サトノダムゼルとのコンビで、史上3人目の記録を狙う。3戦無敗の
サトノダムゼルとコンビを組むM・デムーロにとって今回は、
秋華賞初Vと同時に、史上3人目となる3歳G1コンプ
リートのチャンスだ。
過去に7つ全てを勝っているのは
武豊と、今年の
皐月賞で達成したルメールの2人だけ。M・デムーロは今年のNHKマイルC(
アドマイヤマーズ)と
オークス(
ラヴズオンリーユー)を制して王手をかけており、最後のピースを埋めるべく、気合をみなぎらせている。
「もちろん、勝ちたいです。
秋華賞は過去に悔しい負けがある。
モズカッチャンで落鉄して3着に負けてしまった。1着が
ディアドラで、2着が
リスグラシュー。今思えば、すごい相手だったね」と2年前の敗戦を残念がる。4年前には
クイーンズリングで、勝った
ミッキークイーンの首差2着。勝ち鞍こそないが、このレースとの相性は決して悪くはない。
相棒の
サトノダムゼルは、重賞挑戦自体が初めてとなるが、デビューから無傷の3連勝と、まだ底を見せていないのが魅力だ。「勢いがあるし、負けていないように力はある。距離も大丈夫だと思う。ただ、前走は開幕週だから道悪でも走れたけど、できれば良馬場の方がいいね」。
色気を見せつつも、台風の影響が気になる様子。キャリア3戦での
秋華賞制覇は過去に例がないが、頼れる鞍上の手腕なら、無敗Vの可能性は十分にある。
提供:デイリースポーツ