夏の札幌で特別レースを勝ち上がってきた
堀宣行厩舎の素質馬2頭が、10日(木)、
菊花賞に向けてウッドチップコースで1週前追い切りを行った。追い切り後の森調教助手のコメント。
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ヒシゲッコウ(牡3・美浦・
堀宣行)について、森調教助手
「札幌(
阿寒湖特別・2勝クラス・1着)で使った後は引き続き在厩での調整をしています。裏函(札幌競馬開催中に函館競馬場に滞在)を経由して美浦に戻ってきて調整をしていまして、9月の半ばから少しずつピッチを上げてきて、順調に調教を進めています。
今週の追い切りは動く古馬2頭との併せ馬で少し遅れたのですが、この馬なりには動けていますし、1週前追い切りとしては十分負荷のかかった良い追い切りだと思っています。長く良い脚を使えますし、東京でも北海道の小回りコースでもその脚を使えていますので、長距離は合うと思います。鞍上はスミヨン騎手です」
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カウディーリョ(牡3・美浦・
堀宣行)について、森調教助手
「札幌(
HTB賞・2勝クラス)で勝った後は北海道で一旦放牧に出しまして、美浦に帰厩後も順調に調整できています。前走で減っていた馬体重が戻り切っていないので、正直馬体重はもう少しほしいかなと思いますが、落ち着きが出てきて精神面での成長が感じられるのは良い傾向ですね。
調教はこの馬なりに動けていて、良い状態だと思います。どちらかというと瞬発力がないタイプなので、スタミナ勝負になればと思います。鞍上は
M.デムーロ騎手です」
(取材・文:佐々木祥恵)