安定した障害の飛越能力はもちろんだが、最終障害を飛んでからゴールまでの芝コースで平地の脚も求められるのが東京コースだ。
◎
ハルキストンは昨年の
秋陽ジャンプS3着馬。逃げた
トラストには離されたが、最後の直線で追い込んだ脚は見どころがあった。その後は先行力も身につけて7戦して3勝2着1回。牡馬としてはやや小柄な部類に入るだけに前々走は62キロが堪えた印象だ。今回は60キロ。やや飛越が安定しないところがあり、2度の落馬競走中止があるもののこのメンバーに入れば、その決め手は上位だ。本命に期待する。
安定性なら、春の
東京ジャンプステークス優勝馬○
シングンマイケルが上位だ。何しろ、ジャンプに転向後12戦して4勝2着3回3着2回。すべてのレースで掲示板を確保している。前走も道悪を苦にする事もなく、早め先頭から後続の追い上げを封じ込めた。
3番手は3連勝中の▲
メイショウダッサイ。同型馬との兼ね合いがポイントになりそうだが、コースは違えどこの東京コースで大差勝ちを演じたこともある。重賞2連勝を狙う。
実力的にはナンバーワンと思える△
トラストは、帰厩後プールを併用しての調整。その実力から無視はできないが、転厩初戦でもあり少々割り引いた。
△
ブライトクォーツは東京コースで初勝利を記録し、いきなりの重賞挑戦で5着。本当に良くなるのはもう少しキャリアを積んでからのような気もするが、先物買い的に手を広げてみた。