秋華賞は
アパパネや
ジェンティルドンナ、
アーモンドアイなど、クラシック2冠馬が出走していれば、それらがアッサリと勝って3冠馬となることもあります。しかし、一方で夏場の2勝クラス以上のレースを使われ、そこから連勝している馬が人気以上の走りを見せているケースも少なくありません。一昨年は夏場の1000万下・
HTB賞と
紫苑Sを連勝した
ディアドラが優勝したように、このタイプは過去10年で4頭が勝利し、3頭が2着と好走しています。
さらに今年は、
桜花賞馬も
オークス馬も不在。それだけに上がり馬にいっそうチャンスが巡ってくるでしょう。これまで春の牝馬クラシック馬が不在だった
秋華賞といえば、2002年の
秋華賞1度のみですが、この年も勝ったのは夏の北海道で500万下、1000万下を連勝し、
ローズSも優勝した
ファインモーション。2着馬は
クイーンSで3着、
ローズSで
ファインモーションの2着だった
サクラヴィクトリアでした。
今年、該当する馬は内枠から
ブランノワール、
パッシングスルー、
サトノダムゼル、
エスポワールの4頭のみ。このなかで最も人気するのは、前走で2勝クラスを勝って3戦3勝の
サトノダムゼルでしょう。この馬は鞍上も「すごくいい」と強気です。
とはいえ、
秋華賞は平均ペースよりも速くなりますし、馬場が悪化するほど前に行きたい馬が増え、ハイペース化に拍車がかかるでしょう。そういう流れで先行した場合に、最後まで息が持つのかという疑問が残ります。
逆に、前記4頭のなかで最もプッシュしたいのは
エスポワールです。この馬が出走した2勝クラスの
シンガポールTC賞も重馬場。このレースも重馬場発表ほど馬場が悪くなかったにせよ、標準的には時計を要していました。ここで2着馬に4馬身差も差をつけた
エスポワールは消耗戦に強く、高い評価ができます。また、指数も
オークスの2着と同等レベルです。
つまり、今年は
オークスの上位馬vs上がり馬
エスポワールの対戦図式。そこに展開の後押しのある馬がどこまで食い込めるかでしょう。今回は前哨戦、
ローズSの覇者
ダノンファンタジーが1番人気に支持されるとなると、それなりの配当が見込めるレースになるのではないでしょうか。
(文=山崎エリカ)
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