阪神ジュベナイルフィリーズ2着、
桜花賞3着、
オークス3着とGIで惜敗続きだった
クロノジェネシスがようやく
秋華賞でGI勝ちをおさめた。担当の和田助手もこれが初のGI勝ちだという。
「能力的にGIを勝てるチャンスがあると思っていた馬だけに、勝ててホッとしました。レース後も普段と変わらず落ち着いています」
と和田助手は安堵しながら笑顔を見せた。
馬体重は前走からの比較でプラス20キロ。
「春と比べると、体は幅も出たし背も伸びています。春は少しカリカリするところがあって食べても身にならなかったところがありましたが、夏を越して精神面も大人になり、そういった面が解消してしっかり食べれるようになりました。プラス体重は成長分もありますが、春にそういった理由で体が増えなかった分もあるのでちょうどいい増え具合だったと思います」
次走は
エリザベス女王杯(GI、11月10日、京都芝2200m)の予定だ。
「心身ともにだいぶ大人になってきているし、調教でも乗りやすくなっています。このままの流れで成長していってくれれば、と思います」
(取材・文:花岡貴子)