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菊花賞・G1」(20日、京都)
ヒシゲッコウは16日、美浦Wで
キャンベルジュニア(7歳オープン)、
フィリオアレグロ(2歳新馬)を前に見ながらスタート。徐々にピッチを上げながら直線に入ったが、そこから脚が上がって一杯になり、先行する2頭に追いつくことはできなかった。ただ、5F67秒8-37秒9-12秒9とタイム自体はまずまず。「本来は併せ馬が理想ですがゴール後も追っていますし、負荷は十分にかかっているので許容範囲だと思います」と上原助手も問題なしを強調した。
ただ、10日の1週前追い切りでも古馬のオープン馬2頭に2〜3馬身遅れており、3カ月ぶりの実戦になるだけに、直前でピリッとしない動きなのは気になるところだ。
それでも長丁場の舞台には陣営も自信を隠さない。異父兄に昨年のマイルCSを制した
ステルヴィオがいるが、長距離適性を見込んでデビューから一貫して2000メートル以上のレースを使ってきた。「道中で無駄なことをしないし、最後の末脚を生かせればチャンス」と同助手もクラシック獲りへ意欲をのぞかせた。
提供:デイリースポーツ