ねぇさんのトレセン密着を読んでくださっている皆さま、お待たせしました!
メイショウテンゲンくんの登場です。
カメラを向けるたびに、ホントあどけない可愛らしい顔を拝ませてくれるテンゲンくん。道悪の
弥生賞を勝ちきっただけに2週連続で悪天候が襲う京都の馬場状態を思うと、気になる気持ちがさらに強くなります。
「たしかに重馬場の
弥生賞で勝ったけれど、やはり道悪だからいい、という馬ではないと思います。ただ、良でも重でも、どちらでもこなせるのはいいですね」と担当の土屋助手。
前走の
セントライト記念は11着でしたが、その後、グンと状態がよくなっているそうですよ。
「牧場から帰ってきたあと、しばらくは食べた分が実にならないというか…。状態が悪いわけではないけれど、という感じの状態でした。でも、
セントライト記念のあとは、しっかり食べた分がつくべきところについている印象に変わりましたね。状態は確実に上がっています」
デビュー直後はコースを横断するように走っていたように安定さがなかったテンゲンくん。でも、確実に成長していますし、特にここ1か月での伸びしろは心強いものがあります。
今度、このあどけない表情が抜けたころにはもっともっと強くなっていると思うのですが、ひとまずは牡馬三冠レースにすべて参戦できたことを喜び、あわよくば大外枠からアッと言わせる場面を期待したいのであります。
(取材・文:花岡貴子)