「
天皇賞(秋)・G1」(27日、東京)
「今年も強い馬がたくさんいる。だけど競馬は使わないと勝てないんだぞ」。“平成の盾男”こと
藤沢和雄調教師(68)=美浦=がギラリと目を光らせている。
天皇賞・秋6勝は、故・尾形藤吉元調教師の7勝に次ぐ史上2位。「
バブルガムフェローの年(96年)も強豪がいたし、
スピルバーグの時(14年)も
ジェンティルドンナが強いと言われていた」と歴代覇者を振り返りつつ、虎視たんたんと一発を狙っている。
今年は2頭がスタンバイ。名牝
エアグルーヴの孫
ランフォザローゼスは北村宏(レースではM・デムーロ)を背に、美浦Wで僚馬2頭と併入。5F70秒6-41秒1-13秒1を計時し、「いい手応え。東京の二千で改めて期待だ」と指揮官は好感触。木幡育(レースは北村宏)がまたがった
ゴーフォザサミットは、別の組の3頭併せで5F67秒4-38秒7-12秒8を記録。「叩き3戦目で体調は上がっている」と、それぞれ万全の態勢を敷いて大一番に送り出す。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ