ディープインパクトに似た可愛らしい雰囲気だった
ワグネリアンも4歳になり、可愛らしさよりも大人らしさが出てきましたね。
「最近は栗東トレセンにいるときも落ち着きが出てきました。いつも言っていますが、この馬のポイントは当日の落ち着き。今のところ、4歳になっていい方に向かっていると思いますよ」と友道師。
前走の
札幌記念では滞在効果もあって心身ともに良い状態で競馬に臨めました。
「2週間ほど滞在しました。その効果もあり、身体もふっくらしていたし競馬当日も落ち着きがありましたね。3、4コーナーまでは完璧な位置取りとペース配分で、乗っている福永騎手も見ているこちらも勝利を確信したくらいでした。結果は落鉄のアク
シデントなどもあって負けましたが、馬のデキなどは良かったのでその点については満足しています」
札幌記念のあとはノーザンファーム空港、天栄を経由して栗東トレセンへ。1週前追い切りをしっかりやったことでかなり変わってきたようですよ。
「年をとったせいか、ガツンとくるようなところがなくなった気がしますが、1週前追い切りで変わってきました。(天皇賞7日前の)日曜と今週水曜も追い切り、前向きさが出ていい状態になったと思います」
舞台は距離は違いますが、
日本ダービーを制した東京競馬場ですね。
「回りは関係ありませんが、大きな広いコースのほうが合っているのだと思います。距離は2000m前後が合っていると思います。最近は大きなところでの勝利からは遠ざかっていますが、今回は得意な東京競馬場でのレース。いい競馬ができると思います」
(取材・文:花岡貴子)