「
アルゼンチン共和国杯・G3」(11月3日、東京)
4月の
烏丸Sで2着に敗れた後、去勢手術を行った
アフリカンゴールド。気性的に難しいところがあり、調教すらまともにできない状況だったためだ。効果はてきめん。復帰初戦の
マレーシアCこそ4着に敗れたものの、前走の六社Sで鮮やかな差し切り勝ちを決めた。
西園師は「去勢の効果が出てきたようで、普段から落ち着きが出てきている。しっかり調教ができるようになったし、レースでも集中して走ることができるようになった」と笑顔だ。1週前は、栗東CWで6F81秒3-38秒6-12秒3を馬なりでマーク。鞍上ときっちり折り合っていた。長めからしっかり追うことができたのは、体力面はもちろん、メンタルの成長が大きい。「とてもいい動きだったね。乗り手とコンタクトが取れていたし、間違いなく状態は万全。前走を使われて、ますます調子を上げているようだ」と確かな手応えをつかんでいる。
距離が延びるのは歓迎のクチ。鞍上にルメールを配すのも勝負気配の高さゆえだ。師は「力をつけた今なら。ぜひ勝ちたい」と大きな期待を込めて府中へ送り出す。
提供:デイリースポーツ