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【京王杯2歳S】菜七子&グレイトホーン 自厩舎の“お手馬”で根本師へ恩返しVだ

デイリースポーツ
  • 2019年10月30日(水) 06時00分
 「京王杯2歳S・G2」(11月2日、東京)

 JRAの女性騎手として初の交流重賞V、そして新潟では開催&年間リーディングを射止めるなど、勢いは加速するばかりの藤田菜七子騎手(22)=美浦・根本。今週は自厩舎のグレイトホーンと重賞にチャレンジ。デビューから3戦全てで手綱を取り、勝手を知る相棒と、目指すはJRA重賞初制覇。師匠に最高の恩返しといきたい。

 2日の大井・東京盃コパノキッキングでV。重賞初制覇を飾ったことで、菜七子の勢いがさらに加速した。3回新潟では、自己最多となる一日4勝をマークするなど、トータル9勝を挙げて堂々の開催リーディング。年間の新潟開催でも20勝でトップに輝いた。

 目下7週連続でVを飾り、今季の勝利数も「40」に到達。通算では87勝となり、いよいよ100勝の大台も視界に入ってきた。師匠の根本師も「まだ迷いはあるけど、(重賞を勝って)自信をつけてきたのは確か」と成長ぶりを認める。

 グレイトホーンとのコンビで挑む20回目のJRA重賞。自厩舎の馬で出走するのは今回が初めてだ。デビューから3戦続けて騎乗し、相棒のことは手の内に入れている。23日の1週前追いでは、美浦Wで5F69秒6-40秒1-12秒8をマーク。「1週前は強めにやりたかったので、しまいをしっかりと。反応は良かったですね」と好感触をつかんだ。

「放牧を挟んで順調。元気いっぱいだし、まだ伸びしろもある。4戦目で人馬ともにスキルが上がっているから」と指揮官の期待も大きく、その思いはまな弟子にもしっかり伝わっている。「相手は強くなりますが、デビューからずっと乗せてもらって、馬が良くなっているのを感じるので頑張ります」と言葉に力を込めた菜七子。今週も快挙達成を狙う。

提供:デイリースポーツ

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