「
アルゼンチン共和国杯・G2」(3日、東京)
野武士
ハッピーグリンがJRA所属馬としての初出走を迎える。ホッカイドウ競馬の田中淳厩舎在籍時は23戦5勝。昨年のジャパンCで7着、3走前の
札幌日経オープンで2着など、中央の舞台でも活躍してきた。ただ、現時点では収得賞金は1850万円。昨年の
有馬記念も賞金で除外されているように、地方所属のままでは出走できるレースが限られてくる。そのため、中央に移籍することになった。
新しく管理することになった長谷川師は「なかなかこれだけの実績を持った馬が転入してくることはないですからね」と重責を実感する。「乗っていて大きく見せるタイプだし、トモの完成度からも伸びしろはあると思う」と大きな期待を寄せる。「この感じでどれだけ戦えるのか興味があるし、今後へ向けて賞金加算をしたいですね」と力を込めた。
過去、地方からの移籍組では
ハイセイコー、
オグリキャップ、
イナリワン、
トロットサンダーなどがいる。「
地方競馬でこの馬を育てた関係者のためにも、これまでの実績に恥じないレースを」と指揮官は気を引き締める。偉大なる先輩に続けとばかりに、府中の舞台に挑む。
提供:デイリースポーツ