11月10日(日)に福島競馬場で行われる福島記念(GIII・ハンデ・芝2000m)に、夏の福島の七夕賞(GIII)の1、2着馬が出走する。ともに七夕賞の後はオールカマー(GII)を戦い、万を持してこのレースに臨む。両馬について各調教師のコメント。

■ミッキースワロー(牡5・美浦・菊沢隆徳)について、菊沢調教師

「レース間隔があいているわけではないので、今週(10/31)の追い切りはやり過ぎないようにと指示をしましたが、申し分のない動きでした。前走(オールカマー・GII・2着)はスローペースだったので仕方ない面はありますが、長く良い脚を使ってくれましたね。福島は結果が出ている競馬場ですし、良いと思います」

■クレッシェンドラヴ(牡5・美浦・林徹)について、林調教師

「七夕賞(2着)とオールカマー(5着)の1週前追い切りでも内田(博)騎手が騎乗していましたが、今回も1週前(10/31)に乗ってもらいましたが、内田(博)騎手も良い動きだと話していました。レースが終わったら天栄トレーニングセンターに放牧に出して、レースの3週前に戻ってくるというルーティンが確立して良い結果が出ていますし、今回も同じようなルーティンで良い状態で臨めそうです。

　前走のオールカマーは負けましたが、3走前の福島民報杯(L・2着)や2走前の七夕賞とは違ってある程度の位置取りで折り合えて競馬の幅が広がりましたし、着順以上に内容のあるレースでしたね。引き続き内田(博)騎手が乗ってくれるのも心強いです」

(取材・文：佐々木祥恵)