ホッカイドウ競馬2019シーズン最終日の7日(木)、笠松競馬10Rで行われるグランダム・ジャパン(GDJ)2019「2歳シーズン」第3戦の地方全国交流重賞「第6回
ラブミーチャン記念SP1/1600m」(発走15時50分)に、門別から遠征で
テーオーブルベリー&
キタカラキタムスメの2頭が重賞初Vに挑む。
ラブミーチャン記念SP1といえば、昨年まで5回の優勝馬はすべて、ホッカイドウ門別競馬に関係している。第1回優勝馬
ジュエルクイーン、第2回
ミスミランダーは門別からの遠征馬。第3回
ヤマミダンスは
門別競馬場で2歳春までトレーニングされ、好時計での能検合格後に金沢に移籍しデビューした馬だし、笠松所属で優勝した第4回チェゴ、第5回
ボルドープラージュも門別競馬デビュー馬たちだ。今年は4年ぶりとなる「門別からの遠征V」に期待が高まる。
テーオーブルベリーは前走も、GDJ2019「2歳シーズン」開幕戦・
園田プリンセスカップに
川原正一騎手とのコンビで遠征。逃げ切った船橋
スティローザから2馬身半差の2着だったが、大外枠だったこともあってかスタート直後に外にヨレて自慢のダッシュ力を活かし切れず、陣営としては幾らか消化不良の思いも残る結果となってしまった。
それだけに、二度めとなる今回の遠征に懸ける思いは強く、川原騎手も開催日の自場ではなく引き続きの依頼を受けての参戦。
田中淳司厩舎×川原騎手は非常に好相性で、ダート
グレード競走「
兵庫ジュニアグランプリJpnII」で2016年
ローズジュレップを優勝に導き、翌17年
ソイカウボーイでも3着。同馬は3歳秋の翌18年「楠賞」を制したが、その鞍上も川原騎手だったし、他にも
園田プリンセスカップを2013年
カクシアジ、2015年
ランランランで制するなど相当な高率で結果を出し続けている。
好時計&大差ブッ
チギリの新馬勝ち以降は勝ち鞍に恵まれていないものの、4走前3着の勝ち馬は遠征の
鎌倉記念SII4着の
イッキカセイ、続く3走前フルールカップ4着時の勝ち馬
コーラルツッキーはその後2歳牝馬のダート
グレード競走「
エーデルワイス賞JpnIII」も優勝するなど、常に門別トップクラスとのスピード比べを続けてきた。今回の組合せなら、道中の他馬のプレッシャーなども相当和らぐはず、先手には絶好の内め3番枠も引き当て、ゲートミスさえなければ好勝負に持ち込める可能性が高いとみる。
キタカラキタムスメは戦績こそ
テーオーブルベリーには見劣るものの、今年もすでに金沢&笠松の2歳重賞で優勝馬を出している新生ファームの生産馬。勝ち星は
テーオーブルベリーを上回る2勝、オープンのウィナーズチャレンジで素質馬
ノーザンヴィグラスの2着もあり、この
ラブミーチャン記念SP1でも上位進出を期待できる素地は十二分にあるだろう。
発走時刻は15時50分。門別からの遠征馬の活躍を確認しつつ、20時40分の最終12R「第62回
道営記念H1」でフィナーレを迎える2019門別
グランシャリオナイター最終夜をご堪能いただきたい。
(文=ひだか応援隊)