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【JRA】ポンデザール上原助手「馬体も走りの質もどんどん進化」/エリザベス女王杯共同会見

  • 2019年11月06日(水) 16時31分
 途中休養を挟みながら、未勝利から前走の丹頂S(OP)まで4連勝でエリザベス女王杯に臨むポンデザール(牝4・美浦・堀宣行)。今朝はウッドチップコースで単走で最終追い切りを行っている。上原調教助手が共同記者会見に臨んだ。

(これまで4連勝を振り返って)
「去年の今頃よりも30キロほど馬体重が増えていて、馬体の成長にともなって競馬の質も上がってきています。元々素質がある馬だったので、ようやく能力を発揮できるようになってきたという印象を受けています。この4連勝も一走ずつ内容が良くなってきていますので、次ももう一段階上のパフォーマンスをしてくれるのではないかと楽しみにしています」

(どのあたりが成長しての30キロなのか?)
「元々飼い葉食いが旺盛な方ではなかったのですが、今になってようやくしっかり食べるようになってきました。それにともなってこちらの要求通りの調教をこなしてくれるようになり、肩回りや後躯の方などつくべきところに筋肉がようやくついてきて、ひとまわり大きくなったような印象を受けています」

(サトノクラウンの妹で期待していたと思うが、ようやく本物になってきた?)
「はい、そう思っています」

(前走のハンデ戦、丹頂Sは強い勝ちっぷりだったが?)
「どれくらいの競馬ができるのか半信半疑だったのですが、こちらの期待を良い意味で裏切るようなパフォーマンスをしてくれて、少し驚きました。終わった後はすぐにエリザベス女王杯を目標にすることに決まりました」

(重賞初挑戦がGIだが、十分やれるという感触があった?)
「はい、そのように判断しました」

(前走から2か月、中間の状態は?)
「丹頂Sが終わった後に早めにここを目標にスケジュールを組んできました。札幌から1度放牧に出して、1か月前に厩舎の方に入れました。それからは逆算をして調教を十分に積んできていますし、ここまでは順調に来ています」

(ウッドチップコースで単走の今朝の追い切りについて)
「今週は輸送もあるのでそれを考慮して終いは反応の確認程度にとどめたのですが、6ハロンからしっかり時計を出していますし、先週までに十分乗り込んできているので、負荷は十分かかっていると思います」

(大一番に向けて準備は整った?)
「はい、そう思っています。あとは輸送をクリアすることに専念していきたいです。長時間輸送の後、飼い葉食いが落ちる傾向にあるので、輸送は一応明日(11/7・木)を予定しています。輸送の状態次第では金曜、土曜は京都競馬場で少し調教を積んで、レースに向けて良い状態を整えていくというプランを立てています」

(京都の2200mという舞台だが、距離については問題ない?)
「はい、距離は問題ないと思います」

(どのようなレースを期待している?)
「コースの形態や展開に特に注文がつくタイプではないと思っていますので、あとは当日の馬の状態や枠順によって調教師とジョッキーの方で作戦を立てると思います」

(前走の50キロから56キロと大きく斤量が増えるが?)
「少し不安な面はあります。こればっかりは走ってみないとわからないので、何とか対応してほしいという気持ちです」

(4連勝中は1戦するごとに間隔をあけて使っていたが、その理由は?)
「今でこそだいぶコンディションが上がっているのですが、元々体質が強い馬ではないので、よく馬の状態を見極めて行けると思った段階で次に向かうというステップを確実に踏んできているという感じですね」

(GIで相手が揃うが?)
「相手が強くなるので、どれくらいやれるのかは半分楽しみ、半分心配というところですが、成長力が今本当に著しくて、馬体も走りの質もどんどん進化しています。エリザベス女王杯でGI馬を相手にどれくらいやれるのか楽しみにしています」

(関東の秘密兵器?)
「はい、そう思っています」

(ジョッキーは?)
「ムーア騎手を予定していたのですが、急遽オーストラリアで今週末も乗ることになってしまいまして、藤岡康太騎手エリザベス女王杯に向かうことになりました」

(最後にファンに向けてメッセージを)
「まだ未知の能力を秘めている可能性もあると思っていますので、ファンの皆さんもこの馬の成長力に期待していただいて、本番どういう競馬をするのか、一緒に応援していただけたらと思います。よろしくお願い致します」

(取材・文:佐々木祥恵)

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