このレースと同じ2200mの
日本海S(3勝クラス)を勝って、
秋華賞(8着)以来2度目のGIに挑む
ゴージャスランチ(牝4・美浦・
鹿戸雄一)が、ウッドチップコースで併せ馬の最終追い切りを消化。追い切りを見届けた鹿戸調教師が共同記者会見に臨んだ。
(4勝目を挙げた新潟の前走を振り返って)
「頭数も少なかったですし、自分のペースでのんびり走れたので最後まで頑張ってくれました」
(逃げたのはジョッキーの判断で?)
「蛯名ジョッキーが考えて乗ってくれたと思います」
(後続が来ても直線で突き放す強い勝ちっぷりだったが?)
「だいぶこの馬自身も力をつけてきていて、体調も良かったですし、ある程度自信はありました」
(力をつけてきたというのは具体的にどのあたりが?)
「馬体も良くなってきましたし、元々脚元に不安がある馬だったのですが、その辺もだいぶ落ち着いてきて、その分稽古もちゃんとできるようになりました。そのあたりもうまく噛み合って良くなってきたのだと思います」
(前走から2か月あまり、どのように調整を?)
「山元トレセンで十分ケアしてもらって、1か月少し前に帰厩しました。順調に調整しています」
(前走を勝った後、ここへというプランに?)
「オーナーサイドから、出られるのであれば行きましょうかという話がありました。ちょうど期間もありましたし、ゆっくり休むこともできましたので、良い状態で戻すことができました。仕上がりも問題ないです」
(今朝はウッドチップコースで併せ馬の追い切りだったが?)
「稽古はいくらでも走れる馬なので、三浦ジョッキーに乗ってもらってやり過ぎないように、やる気にだけさせてもらおうという感じでした。良い状態で送り出せると思います」
(前走と同じ2200mだが、距離については?)
「特に問題はないと思います」
(京都への輸送は?)
「この馬は若いうちからいろいろな競馬場に輸送してレースを経験していますし、京都にも行っていますので、特に問題はないと思います」
(デットーリ騎手が騎乗停止で幸騎手とのコンビになったが、どのように乗ってほしいか?)
「幸騎手もたくさんGIを勝っていますし、このレースも勝っていますので、何も心配していません。レースも見ていると思いますので、しっかり乗ってくれるでしょう」
(ジョッキーには、この馬のどういった面を引き出してほしい?)
「道中、力むところが結構あった馬なのですけど、その辺を考えて道中落ち着いて乗れれば、この馬の力は出せると思います」
(最後に抱負を)
「やはりGIですし、とても良い馬ばかり揃っていて簡単にはいかないと思いますが、体調は良いのでそのあたりで何とか近づけたらと思っています」
(取材・文:佐々木祥恵)