10日に福島競馬場で行われる
福島記念(3歳上・GIII・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。ただし、新潟競馬場で開催された2011年は除く。
過去10回、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが1番。4回で6番と13番が続き、3回が2番、4番、9番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 3-2-3-11 複勝率42.1% 複勝回収率93%
2枠 2-0-2-16 複勝率20.0% 複勝回収率65%
3枠 4-1-1-14 複勝率30.0% 複勝回収率142%
4枠 0-1-0-19 複勝率5.0% 複勝回収率8%
5枠 1-2-0-16 複勝率15.8% 複勝回収率70%
6枠 0-1-0-19 複勝率5.0% 複勝回収率8%
7枠 0-3-1-16 複勝率20.0% 複勝回収率42%
8枠 0-0-3-16 複勝率15.8% 複勝回収率96%
好走馬の大半が1〜3枠に集中しているように、内枠優勢の傾向が顕著に表れている。なお、昨年は1〜3人気に推されていた上位人気馬による決着となったが、1着
スティッフェリオ(1枠2番)、2着
マイスタイル(3枠6番)、3着
エアアンセム(1枠1番)、と枠順傾向からも素直に評価しやすい部分があったかもしれない。
【10番より外枠】
1〜3人気 0-4-1-6 複勝率45.5% 複勝回収率91%
4人気以下 0-0-3-54 複勝率5.3% 複勝回収率32%
また、過去10年の勝ち馬はいずれも9番より内の一桁馬番から出現しており、10番より外の二桁馬番は「0-4-4-60」複勝率11.8%・複勝回収率42%。と上位人気馬を含めても勝ちあぐねている。特に4人気以下の馬は二桁馬番からの連対例がなく、まずは
セオリー通りに内目の枠順から検討していくことが賢明に思える。