アーモンドアイの名前こそないが、現役最強牝馬決定戦として歴史を積み重ねてきたレースで、過去10年で3歳馬は3勝。海外から参戦したス
ノーフェアリーを除けば
オークスと
秋華賞に勝って挑んだ
メイショウマンボと、
オークス2着で
秋華賞3着
モズカッチャンが勝っている一方で
ブエナビスタや
アパパネ、
ヴィルシーナや
ヌーヴォレコルトといった馬たちは古馬の壁に跳ね返されている。
一昨年の
最優秀2歳牝馬◎
ラッキーライラックに期待する。デビューから4連勝し、
桜花賞は
アーモンドアイの2着。
オークスも
アーモンドアイ、そして
リリーノーブルに先着を許したものの3着と世代トップクラスを証明している。今春の
ヴィクトリアマイルは勝ち馬からコンマ1秒差。前走は外枠から早めに脚を使わざるを得なくなったために最後は力尽きたが、ゴール前まで見せ場を作った。3歳世代に古馬の貫禄を見せたいところだ。
相手筆頭は3歳世代代表の○
ラヴズオンリーユー。過去4戦は、いずれも出走メンバー中最速の上がりタイムを繰り出して4連勝。不敗のまま
オークス馬へと上り詰めている。順調に使われてきた馬たちに比べると、ローテーション的な不利は否めないものの、春シーズンもアク
シデント(フレグモーネ)により思い通りのローテーションではなかった。
その
ラヴズオンリーユー不在の
秋華賞を勝ったのは▲
クロノジェネシス。
桜花賞3着、
オークス3着と春シーズンはあと1歩に泣いたが、20キロ増加した馬体重が示すとおりにひと夏超した成長力で春の借りを返したい。
今年に入ってからの充実が著しい△
スカーレットカラーや、京都競馬場外回りコースを味方にできそうな△
ウラヌスチャーム、昨年の
ローズS2着などの良血△
サラキアらの食い込みにも注意が必要だ。