13日、
大井競馬場で行われた第52回
ハイセイコー記念(2歳・重賞・ダ1600m・1着賞金1800万円)は、好位でレースを進めた
森泰斗騎手騎乗の2番人気
ゴールドビルダー(牡2、船橋・
佐藤賢二厩舎)が、一旦は抜け出した4番人気
ストーミーデイ(牡2、大井・
澤佳宏厩舎)を直線半ばで捕らえて突き抜け、最後はこれに2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分42秒7(良)。
勝った
ゴールドビルダーは12月18日に行われる
全日本2歳優駿への優先出走権を獲得した。
【
森泰斗騎手のコメント】
「来年につながるようなレースをという気持ちで乗っていましたが、結果的に良い形の競馬が出来たと思います。これから距離が延びるにあたって、いかに道中
リラックスして走れるか、そこを重視していました。
精神的に大人びているというか、2歳にしてはイレ込むこともなく堂々とした馬です。
これからの成長度合いや、他馬も力をつけてくると思いますが、今の時点では前途洋々だと思います。腕利きの厩務員さんが担当されていますし、厩舎力にも期待しています。また、いつも調教に乗って仕上げてくれている
石崎駿騎手にも感謝したいと思います。
(自身の今年300勝超えについて)今年は全国リーディングに返り咲きたいと思って頑張っています。南関で年間300勝というのは、皆さんの想像以上に大変で、過酷な日程をこなさなければなりません。自分なりに頑張っています」
【
佐藤賢二調教師のコメント】
「(ここまでの調整過程は)前走から中1本で、本追い切りも上手くいったので、自信を持って送り出せました。4-5番手くらいでじっくり溜めてくれと(森騎手に)言っておきました。終いは必ずキレると思っていたので、大体4コーナーで勝てるんじゃないかと思いました。
(権利を取った
全日本2歳優駿については)体調を見ながらですが、使えれば中央の馬に対し、南関を代表して使ってみようと思います。
(これからの期待については)やはり(東京)ダービーが一番の目標ですので、何とか勝てるように仕上げていきたいと思います」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)