16日に東京競馬場で行われる東京スポーツ杯2歳S(2歳・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
キングカメハメハが続き、2回が
フジキセキ、
ハーツクライとなっている。
ディープインパクト産駒は「2-2-3-12」。17年
ワグネリアン、11年
ディープブリランテが勝ち馬となっており、いずれも後に
日本ダービーを制することになる。今年は
アルジャンナ、
コントレイル、
ラインベックの3頭が出走予定。このなかから勝ち馬が誕生した場合は先々まで注目しておく必要がありそうだ。
ブラックタイド産駒は「0-1-0-2」。昨年、
アガラスが7人気の低評価ながら、勝ち馬とタイム差なし、ハナ差の接戦を演じていた。同産駒からは
リグージェが出走を予定しているが、半兄
エングレーバーは今年の
プリンシパルSで2着に好走。同馬もクラシック路線に乗り、兄以上の活躍を期待したいところだろう。
ジャスタウェイ産駒は「0-0-0-1」。昨年、
ヴェロックスで初出走を果たしており、4着に敗れたとはいえ勝ち馬とはタイム差がなく、及第点の内容は示せていた。今年は
小倉2歳S・4着の
ゼンノジャスタが出走予定。同産駒は未だに
JRA重賞未勝利でもあり、重賞初制覇なるか注目したい。
エイシンフラッシュ産駒は「0-0-0-2」。同産駒として出走を予定している
マイネルデステリョは、いとこの
メイケイペガスターが同コースで行われた13年
共同通信杯を制している。前走は東京芝2000mを2歳レコードで制しており、新馬戦のメンバーが軒並み勝ち上がっていることからも侮れない存在となりそうだ。