netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
マイルCSの「ゴールデンコンビ」はこちら。
【
木村哲也厩舎×W.ビュイック騎手(
プリモシーン)】
木村哲也厩舎の主戦は「直近5年」で43勝を挙げている
C.ルメール騎手。「直近1年」に絞っても9勝を挙げており、同厩舎での騎手別勝利数1位となっている。最近では
スカイグルーヴがこのコンビで衝撃的なデビュー勝ちを収めており、強固なラインであるのは間違いないのだが、そのブランドイメージにより馬券妙味は今一つ。複勝率51.4%ながら複勝回収率は61.6%にとどまっている。
馬券妙味を追うなら、「直近1年」での騎手別勝利数2位のW.ビュイック騎手だろう。6-1-1-4で、複勝率66.7%、複勝回収率116.7%と
ルメール騎手を凌駕する成績を残している。思い起こせば、昨年の
マイルCSを制したのが、「
木村哲也厩舎×W.ビュイック騎手」の
ステルヴィオ。
ルメール騎手→ビュイック騎手へのスイッチで5番人気にとどまったものの、内枠を生かして初戴冠に導く見事な勝利だった。
プリモシーンは前走の
府中牝馬Sこそ1番人気を裏切ったものの、今回はベストの1600mとなる。その切れ味は牡馬相手でも十分に通用するだけに、「
木村哲也厩舎×W.ビュイック騎手」による
マイルCS連覇の可能性は十分ありそうだ。