春のマイル王・
インディチャンプが春秋制覇をかけて
マイルCSに挑みます。
鞍上が
ピンチヒッターで
池添謙一騎手になりましたが、これすごくいい乗り替わりだな、と思っています。
「自分が指名されたというのは、自分の中でも理解しているつもりです。その責任を果たせるように自分の仕事をしっかりやりたいと思います」と
池添謙一騎手。
すごく度胸のあるジョッキーですし、何より自分の役割をすごくよくわかっていらっしゃって適任だな、と思います。
インディチャンプ、馬の状態もすこぶる良さそうです。最終追い切りでは池添騎手が乗って感触を確かめていました。坂路で
アメリカズカップとの併せ馬。52.9-38.6-12.2で先着しています。
「前半、少し行きたがりはしましたが我慢してくれました。一杯は追っていないのですが、強めくらいで反応を確かめる感じで1ハロン伸ばしたらいい脚を使ってくれました。馬場の荒れている時間帯でしたが足取りはしっかりしていたし、状態の良さを感じることができました」(池添騎手)
そして、この併せ馬を見ていた生野助手は
インディチャンプの脚色について
「並んできてから抜け出す脚がすごく速くて、一瞬で抜き去っていきました。良い感じで上がっていったと思いますし、状態は上向いていると思います」と評していました。
抜け出すとソラを使うクセがあるとのことですが、悠長なメンバーではないですし、そのあたりはジョッキーがうまく捌いてくれると思います。
「一度使われたことで、さらに一段と雰囲気と状態がいいと思います」と生野助手。3枠5番と、枠もちょうどいいところに入りましたし、かなり期待できそうです。
(取材・文:花岡貴子)