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伯父にダノンシャークがいるインターミッションが石川裕紀人騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

  • 2019年12月02日(月) 18時00分
 先週から中山・阪神・中京開催が始まり、今年の競馬も終盤を迎えた。今週は阪神JF、来週は朝日杯FSが開催予定で、2歳馬の戦いに注目が集まっている。

 来年のクラシックに向け、素質を持つ馬たちのデビューにも注目したい。

【12月7日(土) 中山芝1800m】

◆ナンナ(牝、父ゴールドシップ、母ナン、美浦・国枝栄厩舎)

 母は米G1・デルマーオークス2着、サンタアニタオークス4着、ケンタッキーオークス5着の戦歴。一族からは2013年のJCダートで来日したPants On Fireが出ている。ファンタストクラブで育成され、11月上旬に入厩した。その翌週にはゲート試験を合格し、ウッドチップコースで順調に追い切りをこなしている。

「体質的に弱いところがあったけど、入厩後は順調に進められた。牝馬にしては馬格があるし、走りも悪くない」と国枝栄調教師。

 鞍上は三浦皇成騎手を予定している。

【12月8日(日) 中山芝1600m】

インターミッション(牝、父ディープインパクト母レイカーラ、美浦・手塚貴久厩舎)

 キングカメハメハ産駒の母はオープン特別のターコイズSなど通算5勝。伯父にダノンシャーク(マイルCSなど重賞3勝)がいる。

「小柄な牝馬で手先が軽いし、芝で切れる脚を使えそうなイメージ。調教では一生懸命に走っているし、ひと追い毎に動きも良くなってきた。この感じなら初戦から楽しみ」と手塚貴久調教師。

 鞍上は石川裕紀人騎手を予定している。

アクニディ(牝、父ディープインパクト母サミター、美浦・尾関知人厩舎)

 母は愛1000ギニー、米G1・ガーデンシティSの勝ち馬。現3歳の全兄にダノンチェイサー(きさらぎ賞を勝ち、NHKマイルC4着)がいる。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、11月20日に帰厩。先週の追い切りはウッドチップコースで3頭併せを消化した。

「現状は馬体重が370キロぐらい。まだまだ成長の余地があるけど、小さいながらもカイバは食べている。気性的にはディープ産駒らしいところがあるし、走りも軽い感じ。芝なら切れる脚も使えそうだし、競馬に行って良さを見せてほしいですね」と尾関知人調教師。

 鞍上は木幡育也騎手を予定している。

ドルレアン(牡、父ダノンシャンティ母ティアラトウショウ、美浦・池上昌和厩舎)

 伯母にスイープトウショウ(宝塚記念などG1・3勝)がいる。ゲート試験に合格後も在厩で調整。先週の追い切りはウッドチップコースで3頭併せを消化し、先行させる形で時計を詰めてきた。

「まだ体質的に弱いところがあるけど、それなりに動けるし、やり過ぎないようにセーブしているぐらい。気持ちには前向きさがあるし、ひと追い毎に良くなっています」と池上昌和調教師。

 また、同厩舎では米国産馬のチャロアイト(牝、父Uncle Mo母Taboo)も出走を予定しており、「フットワークがいいし、軽い走りをする」(池上調教師)とのこと。こちらも仕上がりは順調だ。

(取材・文:竹之内元)

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